眠気が続く場合は要注意!病気による眠気の可能性を解説

眠気が続く場合は要注意!病気による眠気の可能性を解説

忙しく過ごしていたり、寝不足の状態が続くと、眠気を感じることがありますよね。

しかし、寝不足や疲れ以外にも、病気が原因で眠気を感じることがあります。

この記事では、眠気を感じることで考えられる病気の種類について解説します。

異常な眠気

異常な眠気とは、日常生活に支障をきたすほどの強い眠気のことを指します。

具体的には、以下のような症状が現れます。

  • 突然強い眠気に襲われる。
  • 眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める。
  • 朝起きるのがつらく、昼寝がしたくなる。
  • 集中力が低下し、仕事や勉強が進まない。
  • 運転中や危険な作業中に居眠りをしてしまう。

このような症状の場合、原因として考えられることはいくつかあります。

睡眠不足はもちろんのこと、精神的ストレスや肉体的疲労から眠気に繋がることもありますし、食事の影響や薬の副作用なども眠気の原因になります。

このような状態は、一時的なものであれば問題ありませんが、継続的に続く場合は病気の可能性もあるため、医師の診察を受けましょう。

眠気とさまざまな病気

異常な眠気が長期的に続く場合は、なんらかの病気の可能性があります。

ここでは、眠気が関係する病気について詳しく説明します。

過眠症

過眠症は、日中に強い眠気を感じ、日常生活に支障をきたす睡眠障害の一種です。

十分な睡眠を取っているにもかかわらず、日中に眠気を感じ、意識が飛びやすくなることが特徴的です。

眠気を覚まそうとしても覚めない、耐え難い眠気が週に3回以上起きる場合は、過眠症の可能性が高いといえます。

不眠症と比べ、まだまだ認知度は高くないため、自分が過眠症であることに気がつかない患者さんも多いのが現状です。

過眠症の種類

過眠症の種類は脳の睡眠・覚醒コントロール機能に異常がある中枢性過眠症と、睡眠の質や他の病気によって日中の眠気が生じる2次性過眠症の2種類に分かれます。

この2つの過眠症について詳しく説明します。

中枢性過眠症

中枢性過眠症は、脳の中枢神経系に何らかの障害が生じることで引き起こされる病気です。レム睡眠に異常をきたすことで引き起こされることが多く、夜間の睡眠時間が十分であっても、昼間に眠気が取れない状態が続き、何度も眠気に襲われたり、不意に眠ってしまったりすることがあります。

中枢性過眠症でもナルコレプシーは、「眠り病」とも呼ばれ日本人に多く見られる中枢性過眠症の代表的な病気です。

車の運転中や食事中、大切な仕事の会議中など、通常では考えられないような場面で突然眠ってしまい、危険なことも多いため、早期に治療が必要になります。

また、特発性過眠症は、特定の病気や状態によって引き起こされるものではなく、原因が不明の過眠症です。

若い人に発症することが多く、夜間の睡眠を十分に取っていても日中に眠気が続き、頭痛や胃もたれ、めまいなどの自律神経症状をともなう場合があります。

ナルコレプシーのように急に眠ってしまうことはありませんが、仮眠をとっても眠気が取れなかったり、一度眠るとなかなか起きられません。

日中に続く強い眠気の影響で集中力や意欲が低下してしまい、学業や仕事に支障をきたしてしまうため治療が必要になります。

そのほかに、1日中眠る傾眠期と、正常睡眠期を不定期でくり返す過眠症の一種で反復性過眠症もあります。

通常の睡眠は、正常ですが傾眠期になるとほとんど眠っているような状態が続きます。

主に10代で発症し、男性に多く見られますが患者数としては少なく、珍しい病気です。

ストレスや疲れ、病気や感染症などが発作を引き起こすことがありますが、はっきりとした原因はわかっていません。

中枢性過眠症の原因は、脳の覚醒・睡眠中枢に問題があることと言われていています。

また、感染症や脳梗塞、脳腫瘍、外傷などが原因となる場合も。

夜間の睡眠や生活習慣の改善をしただけでは、日中の眠気がおさまらないため、適切な治療と薬の服用が必要です。

2次性過眠症

別の病気や睡眠障害、薬の副作用、睡眠リズムの乱れなどで日中の眠気が生じてしまう過眠症です。

そのため、原因となっている病気の治療や、薬の変更などが必要になります。

具体的にどのような症状があるか説明します。

まず考えられるのは、睡眠時無呼吸症候群です。

無呼吸症候群の症状は

  • 睡眠中に一時的に呼吸が止まる
  • いびきや口呼吸
  • 頻繁な目覚め
  • 口や喉の乾燥

などの症状があらわれます。

そのため、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下など様々な症状が現れます。

これらの主な原因は肥満、アルコールの過剰摂取、上気道の異常、加齢などと言われています。

うつ病も気分が落ち込んで、無気力になる病気で、眠気を感じることがあります。

不眠になることが多いとされていますが、過眠になる場合もあるのです。

そのほかには、以下の病気の可能性もあります。

多発性硬化症

中枢神経系の障害によってさまざまな症状が現れる病気で、過眠症がその一つです。

多発性硬化症による過眠症は、身体的な疲れとは異なり、深刻な病気によるものであるため、早期発見・治療が必要になります。

線維筋痛症

線維筋痛症は、筋肉痛や関節痛、疲労感などがあり、眠気を感じることがあります。

主な症状としては、全身的な痛み、筋肉のこわばり、疲れやすさ、睡眠障害、頭痛、うつ病などがあります。

低血糖症

低血糖症は、血糖値が下がることで、眠気や倦怠感を引き起こす病気です。

糖尿病患者が多くかかる病気で、主な症状としては、手足の震えや汗をかく、めまいや立ちくらみ、意識障害などがあります。

アレルギー

アレルギー反応が起こると、免疫系が過剰に反応して体内にヒスタミンなどの物質を放出します。

この物質が眠気や倦怠感を引き起こす場合も。

花粉症やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどが代表的なアレルギー疾患です。

症状によっては、薬物療法や免疫療法が必要になる場合があります。

眠気を軽く見ない

眠気は、疲れや睡眠不足のような一般的な原因以外にもさまざまな要因が原因となって発生します。

眠気を感じるのは、誰にでもあることですが、思いもよらない病気の可能性もあるため、眠気が続く場合は、病院で医師の診察を受けましょう。

また、健康的な生活習慣を維持することも大切です。

十分な睡眠時間を確保し、バランスの取れた食生活を心がけ、適度な運動をすることが眠気を防ぐためには重要になります。